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見やすい。自主映画になった井口昇は、ただ見やすい。毒にまみれているのに、雑味がないからか。こちらが汚れている気分になる。たぶん、そのとおりなのだろう。

松尾スズキ(作家・演出家・俳優)

LGBT、性の多様性を認め合う時代にあっても、なおそこからはみ出してしまう、変態という言葉でひとくくりにされてしまうが、そこからもはみ出してしまう、そんな「異端な純愛」の孤独が愛しい!

頭木弘樹(文学紹介者)

著作『食べることと出すこと』『絶望名人カフカの人生論』『うんこ文学』など

「普通」は常に暴力的だ。自分の魂の深奥と向き合う代わりに人は「普通」という言葉で他者を、そして自分を殴りつける。出口はないのだろうか? 「ある」と『異端の純愛』は断言する。「普通」の外部で光り輝く「純愛」の高貴さを見よ!。

高橋ヨシキ(映画評論家・アートディレクター・サタニスト)

他人に心の秘部を曝け出すというのはとても勇気がいる。ましてそれが恋心を抱いている人になら尚更。
それを受け入れてくれる人と出会えれば至福。それが黄泉への道標になろうとも…
最新作『異端の純愛』は三島、谷崎、バタイユの愛憎ともよべる純愛を井口イズムで映像化した純文学である。

                       島津健太郎(俳優)

めっちゃ面白かった!

ジャンルは《井口昇ファンタジー》🍑
井口監督節が所狭しと散りばめられ
愛の形って色々あるね
お尻フェチの方にも刺さる
映画となってます

古原靖久(俳優)

人間として不安定で、いびつだけれど純度の高い どこか愛しき人たちの愛、愚直に響きました。
井口監督の純粋さをギュッと濃縮したかのような魂の『声』をぶつけられ、なんだか自分も救われる、そんな読後感の映画でした。傑作です!!

               李 華曦(特殊メイク・特殊造型屋)

目の前で繰り広げられるオムニバスムービーに、私の思春期時代のおトイレ問題のトラウマや同年代の周囲へのコンプレックスなどの今でも癒えない生傷に、ちょっとヒリッとされつつも、とても素敵に優しく癒され様々な角度で共感しました!

与偶(人形作家)

頭の中は覗かれないし黙っていればわからない 

でもそのままでいることも叶わず、違和に悩み、怯え、乗り越えた先に美しい花が咲く 

井口昇監督自身がそれを映画という表現行為でやってのけた 偽悪醜を捉えながらも描き出したのは真善美

                     三木はるか(映像作家)

たとえ自主映画であったとしても5〜60年代の大映作品のようなシャープな演出を維持できる井口さんの手腕に感銘。郊外にある草むらやあぜ道のような、捉えどころのないローケーションの使い方も見事。この作品で救われる人、世界中にいっぱいいると思うな。

村上賢司 (映像監督・テレビディレクター)

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